楠木ともりさんスペシャルインタビュー

私たちは毎年「EVENTER AWARD(イベンターアワード)」と題して、その統計データを元にユーザーの皆さんやアーティストの方の表彰を行っています。数多きらめく声優アーティストさんの中で、2018年にファン数が最も速いスピードで増加したのが「楠木ともり」さんでした。第13回声優アワードでも新人女優賞を受賞した楠木ともりさんに、声優としての演じ方への想いと、秋の新番アニメ「アサシンズプライド」への意気込みについて語っていただきました!

― 本日はお忙しいところありがとうございます。楠木さんは、イベンターノートをご存知ですか?

はい! たくさんの方が使っていて「あぁそういうのがあるんだなー」と思いました。実際のサイトは今回の取材で初めて拝見したのですが、ファンの方のランキングも見られるんですね。

― ありがとうございます。実は、イベンターノートでは毎年「EVENTER AWARD」と題して声優さんの表彰を行っているのですが、2018年にファン数が最も速いスピードで増加した声優アーティストさんが楠木さんだったことが分かり、「新人賞」として勝手に表彰させていただきました。

それ見ました!「えっ!」と思って(笑)。しかも盾まで頂いて、ありがとうございます。ちゃんと「ファン増加率一位」って書いてある(笑)。部屋に飾りますね!

― 恐れ入ります。イベンターノートでは、楠木さんが参加されたイベント、そして今後参加されるイベントの一覧が、ファンの皆さんの力によってデータ化されています。ご覧になって、印象的だったイベントはありますか?

一番最初のイベントは、ソニー・ミュージックアーティスツ主催のオーディション最終審査の「アニストテレスvol.5」(※2016年10月2日開催)ですね。よく覚えてます!と言ってもまだ3年前ですけど(笑)。 印象的だったのは、初めての海外イベントですね!実は、プライベートでも海外に行ったことがなくて、お仕事で初めて行かせていただいて・・・それがロサンゼルスだったので、すごく思い出に残っています。なにも知らないまま海外に飛びました(笑)。

楠木ともりさんのイベント一覧はこちら

― ところで、楠木さんが声優さんになられるきっかけは何だったのですか?

中学生の頃、なんとなく姉に影響を受けていることが多くて、何を好きになっても「お姉ちゃんの影響なんだね」と言われるのがだんだんイヤになってきて・・・。それで、家族が誰も知らないような世界を見てみたいなと思い、アニメに興味を持ち始めました。

その時期に見た「こばと。」という作品でヒロインを演じられていたのが花澤香菜さんで、初めて声優という職業を意識しました。同時期ぐらいに「東京ミュウミュウ」を・・・放送当時は2歳でしたが(笑)・・・改めて見直したりしているうちに、それまで声優さんって「役を演じる人」ってイメージしかなかったのが、歌だけでこんなに人を感動させることができたり、自分の声でキャラクターを生きているものとして届けることができるとか、他にもラジオをやっていたり、なんでもやっているんだな・・・って気付き始めて。そんな中でも、いろいろなことをマルチにやりつつ、演技という部分一本で勝負できている花澤香菜さんにすごく憧れを持って、私もこういう人になりたいな、こういう声優さんになりたいな、と思ったのがきっかけですね。

声優を目指すことについて、両親は反対も賛成もしなかったのですが、養成所は両親の反対を受けて通えず、一度オーディション大会のようなものに出てはみたものの、演技経験が全くなかったので、ズタボロで予選落ちだったんですよ。やっぱりちゃんと日々訓練を積んだ人じゃないと無理なんだなと、一気に挫折感を味わいました。

でも、どうしてもアニメに関わる仕事がしたい!と思っていたときに姉が、ソニー・ミュージックアーティスツ(以下、SMA)主催のオーディション「アニストテレス」を見つけてきてくれたんです。当時、アニソンにもハマり始めて、LiSAさんや鈴木このみさんをよく聞いていたのもあって、SMAはLiSAさんのいらっしゃる事務所でしたし、受けてみることにしたんです。でも、直前に先程お話した大会での挫折感を味わっていたので、声優志望だったらまた同じ結果になってしまうと思い、アニソン歌手志望で受けました。軽音楽部でボーカルをやっていたので人前で歌う経験はありましたし、歌うことは昔から好きだったので、完全に経験のない演技よりはいくぶんマシかなと思ったんですね。審査のときに「歌手志望で受けていますが、声優ができる機会があるならやりたいです」と、自分の思いはしっかりと伝えていました。結果、オーディションは無事通過し、特別賞を頂くことができました。その後、事務所の方とお話をした時に「声もいいから声優もやってみませんか?」と言っていただいて、そこで受けたのがアニメ「メルヘン・メドヘン」だった、というのが声優に至るまでの流れですね。

― なるほど。ご自身の強みや弱みをしっかりと理解された上で、「やっていくんだ!」という意思の強さを感じるエピソードですね。

私は趣味が多い方で、いろいろ挑戦してみたいというか、これまでは「こういうものになりたい」というのが明確になく、「この仕事に就きたい」っていうのも一つに決められなかったんです。でも、声優というお仕事を意識したときに、なぜかすごく惹かれてしまって、それからはもうそこしか見ていなかったと思います。養成所に通えていないとか歌を習えていないというのが、自分の中で未だにコンプレックスではあるんですけど、だからこそ負けたくないという負けず嫌いなところもあって、本気度は誰よりもあったと思います。

― 演技に対しての高い理想と現在の自分との間にギャップを感じることもあるかもしれませんが、そんなときはどんなふうに解決していらっしゃるんでしょうか?

技術的な面だと、自分のどこがダメで、どこをどうしたらそれが良くなるのか?を常に意識し続けています。収録のときに、どうしても引っかかってしまう台詞や言いづらい台詞があったら、スマホにメモをして寝る前にトレーニングするようにしています。分析して改善するっていう部分はずっとやり続けています。

ただ、理想と現実のギャップって、どうにももどかしくて、精神的にキツいじゃないですか。ですので、自分が常に100%以上の120%の力を発揮するようにというのを心掛けて、全力でやってできなかったら、もうそれが「今の自分の実力なんだ」と切り替えられるようになりたいな、とはずっと思っています。未だにそこは難しくて「そうなりたいな」の段階です。

― とても19歳とは思えない(笑)。

ありがとうございます(笑)。でも、アニメを見ている方にとっては、その声優さんが「新人かどうか」なんて関係ないじゃないですか。だから、そこを言い訳にしちゃいけないと思っています。常にみなさんに満足してもらえるようなパフォーマンスをしたいなというのは、ずっと心掛けています。

― ものすごいプロ意識を感じます。

できるようになってから大口叩けって話なんですけどね(笑)。

― 先程のお話の中でも「歌が好き」というエピソードがありましたが、お仕事の中で歌を歌う機会も多いと思います。楠木さんにとって「キャラソン」ってどんな存在ですか?

キャラクターソングは、自分とは完全に隔離しています。もともと歌うことが好きなので、いろいろな種類の歌を歌わせていただけて楽しいし嬉しいなと思いつつも、自分が歌っているという認識はあまりないかもしれないですね。キャラクターがもしこの曲を歌うならこういうことを考えてこう歌うんじゃないかな、っていうのをずっと考えながら歌わせていただいているので、「自分にとって」どういう存在ってなるとちょっと難しいですね・・・。自分と密接に絡んでいる感覚がそんなにないかもしれません。

― あえてそこは切り分けて演じ、そのキャラクターが歌っているということを意識して歌っているということですね。

例えば、私が演じているキャラクターがすごく強気な子だったら、どんなに可愛い曲も強気に歌うだろうし、そのキャラクターが抱えている悩みにまつわる歌詞が出てきたら「この子はどういう気持でここを歌うんだろう。悲しくなるのかな、悔しいのかな?」みたいなのをすごく考えてしまうので、キャラソンの資料をいただくと真っ先に歌詞を読んじゃいますね。曲を聴く前にとりあえず歌詞を見ます。

― そこまで考えられて、楠木さんのキャラクターソングはできている、ということですね。

はい。そういうところにも注目して楽しんで頂けたらありがたいです。

― そんな中、7月に「楠木さんの」ライブがあるんですよね!キャラソンとは違って、楠木さん自身のライブです。(※編注:取材時点は7月)

キャラクターとしてというよりは、「私」が歌いたい曲を披露したいです。普段、声優としての楠木ともりは皆さんにいっぱい見ていただいているので、歌手とも違いますけど、ひとりの「私」としての姿を見せたいな、という気持ちがあります。自分が今までに影響を受けてきた曲だったり、自分がこう表現したいなという想いがある曲とか、傍から見たら全然ゆかりがなさそうだけど、掘り下げるとすごく私の音楽観とか人生観に関係している・・・!みたいな曲を歌うつもりです。

― 楠木さんご自身を表現するようなライブになる感じですね。

そうですね!カバーもやらせていただくんですけど、オリジナル曲も歌わせていただきます。オリジナル曲は私が作詞作曲をやらせていただけるので、完全に私の気持ちのみで構成されています!

― 作詞作曲まで!才能が溢れすぎていてすごいですね。作曲はどこかで勉強されたんでしょうか?

ピアノはもともと習っていましたけど、作曲の勉強を特にしたことはないんです。先程もお話に出てきた「maruxenon Live」で披露するために初めて曲を書いたのですが、そこから作曲にハマってしまったというか・・・。私、普段はすぐ笑うしテンション高めな人間なんですけど(笑)、普段では出せない悩みとかマイナスな部分だったりが、曲だとバーッて書けちゃうので、作っていてすごくスッキリしますし、それを歌うたびに「イヤなものじゃなく良いものとして昇華できる感じ」にハマってしまって。そういう感じで続けていたらどんどん降りてきました、みたいなところです(笑)。

アレンジに関してはボイトレの先生が協力してくださっていまして、それがなかったら続けられていないので、とても感謝しています。私、アレンジが全くできないんです。メロディと歌詞だけ考えたら、あとはもう「こういう雰囲気にしたいです!」ってことしかお伝えできなくて。でも、そこはデビュー前からずっとお世話になっている先生ということもあり、私の曲の好みや心情を理解して、100%反映してくださるので、とてもありがたいです。

― こんなライブにしてみたい、のような理想はありますか?

ライブによってテーマを変えたいな、っていうのは思っています。前回は本当に好き放題やらせていただいたんですけど(笑)。

今回は夏ですが、夏のライブって熱いライブが多いじゃないですか、フェスみたいな、みんなでワーッ!みたいな。でもそういうのじゃなく、涼しめるような、ゆったりとしたライブにしたいなって思っています。というのも、アニメのコンテンツには盛り上がる楽曲が多くて、それで皆さんと盛り上がって楽しむようなライブが多いので、機会がもらえるんだったら別のことにも挑戦してみたいなという気持ちがあり「ゆったり楽しんでいただけるようなライブ」を考えているんです。

― 「ライブグッズ」もそういうコンセプトに繋げたものになりそうですか?

そうですね!今回は全体的に色味も涼しげな感じになっています。

ちなみに、グッズを考えるときは「普段遣いできる」ことを念頭に置いています。ライブ以外でも使えるグッズになったらいいなと思っているので、自分の名前をあまり入れないことが多いかもしれないです(笑)。普段使いできて、知っている人にだけ分かるような、さりげなさが欲しいですね。使い心地もすごく重視したくて、Tシャツも素材から選ばせて頂いています。

― いろんな才能をお持ちでいろんなことができるから、トータルでライブをコーディネートしていく感じですね。

全部やりたくなっちゃうんですよね(笑)。何か一つに集中するのも好きなんですけど、できることなら全部やりたいです。できる範囲でいろいろ計画したいですし、いろいろ作り込みたいという気持ちが大きいと思います。

― さて、そんな声優・楠木ともりさんですが、今秋アニメの「アサシンズプライド」ではヒロインを演じられますね。まず、どんな作品なのか、楠木さんの目線で教えていただけますか。

主人公であるクーファとヒロインのメリダの関係性が独特で、他にあまりない関係です。お互い寄り添っているように見えて、実は命を握り合っているような関係であったりとか、ほんわかした少女漫画チックな面もありつつも、常に緊迫した空気であるとか。原作を読んでいるときから、いろんな要素が混じり合っていて、どれか一個でも欠けたら総崩れしてしまうような、とても繊細な作品だという印象があったので、そこは意識して演じなきゃなって思っています。 クーファ、イケメンですよね(笑)!

― そうですね、めちゃくちゃイケメンですね(笑)。

資料をいただいたときに、真っ先に「なんて美男・美女なんだろう!」って思いました。暗殺者とターゲットという関係性しかり、教師と生徒という関係性しかり・・・ 全てにおいてケイ先生の考えていることが自分に「ぶっ刺さってくる」ので、多分先生と私の趣味が合うんだと思います(笑)!

― どのへんがぶっ刺さるんですか?(笑)

やっぱりキャラの関係性です! いいですよねー。こう、なんともいえない、まっすぐに行かない感じとか、もどかしいのがいいんです。

あとは成長物語という面ですね。メリダは最初は周囲からいじめられているような子ですが、心の底には強い芯を持っていて。真っ直ぐでいい子なんですけど、なかなか環境に恵まれず自分を出せずにいる状況の中、クーファが差し伸べる手によって彼女が変わり、より真っ直ぐに、より強く、素敵な女性に成長していく姿が、本当にかっこいいんです。逆境の中でも折れないメリダのかっこよさ、すごく憧れます。原作を読んでいて、クーファよりもメリダに惚れる!みたいなところがあるくらい(笑)。

そんな2人の、「儚いけど強い関係性」が大好きです。

― そんな繊細でもあり、かつ成長物語でもある中で、楠木さんがメリダを演じるときに気を付けていることはありますか?

彼女の「心の移り変わりを汲みたい」と思って演じています。最初は思うように力を発揮できない悔しい思いや、誰にも頼ることのできない状況があるのですが、クーファに頼って徐々に心を開き、そして自分自身も強くなっていきます。そこで生まれるクーファとの距離の縮まり方や他のキャラクターとの距離感を「本当に生きているかのよう」に変化させていけたらと思っていまして、距離感と成長という点に気をつけて演じました。また、戦闘シーンの緊迫感や、クーファとメリダの仲良さげな空気など、雰囲気のメリハリをつけつつ、いろいろなメリダの表情が見せられたらと思っています。

私はメリダの「どんなことがあってもブレない」という絶対に負けない強い心に、共感というよりも憧れの気持ちが強いですね。私も、信念を持って折れたり負けたりしない強い女性でありたいなと思っています。メリダを演じていて「自分がなれなかった部分になれる」のがすごく楽しいですし、思ったよりも感情移入して演じてしまっていることに、とても驚いています。

― ご自身の憧れの姿ともいえるのですね。ところで、この世界でメリダは貴族ですが、楠木さんはメリダのような生活はどう思いますか?

単純に憧れますよね!この先、一生ないことですから(笑)。

でも、私がメリダの立場だったら、とっくに心が折れてると思います。この作品では「マナ」という力を持っている代わりに市民の皆さんを守る立場として貴族が存在し、そこを目指して選ばれた者たちが努力して訓練している環境です。そんな中、メリダは役目を果たしたいという気持ちがとても強いのに、そこに順応できず、力が出せないままでいる。でも、公爵家の生まれという理由から、生活そのものは貴族のそれで・・・。私だったら、後ろめたさで嫌になるんじゃないかな…と思います。だからそういった意味でも、貴族として、公爵家としてのプライドは捨てずに、かつ絶対に諦めないメリダの姿勢や、何事にも果敢に挑んでいく真っ直ぐで強い部分は惹かれちゃいますね。

― 主人公のクーファは家庭教師としてメリダのもとを訪れます。こんな家庭教師がいたらどうでしょう?

ずっとそばにいるような、執事のような家庭教師ってことですよね。いいですよねー!(笑)憧れます。私は基本的に甘えたいタイプなので、メリダが羨ましいです!(笑)

― もし楠木さんが「マナ」のような特別な能力を持っていたら、どういうことに使いたいですか?

そうですね。もし、この場でなんでも叶うんだとしたら、アサプラの世界に行ってみたいですね。先日、第一話を観させていただいたのですが、描かれている街並みが本当に綺麗でした。近未来的でありつつレトロな雰囲気もある、あの世界観がとても好きなんです。あと、クーファにも会いたいですね(笑)!会ってお話がしてみたいです。

演じている身としても「アニメの世界に入りたい」というのは、一生の憧れですね。

― なるほど。アサプラのアニメの世界を表現するようなイベントがあったらいいかもしれませんね(笑)。楠木さんがやってみたいアサプラのイベントはありますか?

どんなのがいいですかね?実際にマナを使っているような錯覚に陥るような・・・?もう少し現実的じゃないとダメですかね(笑)。

メインの4人が、アフレコ終わりに毎週ご飯に行っているくらい仲良しなので、その仲の良さをそのままみなさんに伝えられるような、楽しいイベントがいいですね。作品内は真面目なシーンが多いので、イベントは逆に楽しい感じになったらいいなって思います(笑)。

― 本日はありがとうございました。最後に、記事を読まれている方にメッセージをお願いします。

原作の小説を最新10巻まで読ませていただいたのですが、とても面白くて続きが気になっています。独特の緊張感と、ちょっとしたご褒美みたいなシーンもありつつ、間違いなく皆さんに楽しんでいただける作品だと思います。真摯にメリダと向き合って、しっかりと演じていきたいです。そしてイベント開催の際にはぜひ全力でお越しいただけると嬉しいです(笑)。放送を楽しみにしていてください!

― ありがとうございました!

TVアニメ「アサシンズプライド」

〇放送情報
2019年10月よりTOKYO MX・BS日テレ・AT-Xにて放送開始
 
〇スタッフ
原作:天城ケイ(ファンタジア文庫)
原作イラスト:ニノモトニノ
監督:相浦和也
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン・総作画監督:吉川真帆
美術監督:松本実希子(スタジオ風雅)
色彩設計:小山知子(Fine Colors)
撮影監督:宮坂凌平(レアトリック)
CG監督:柴田渉(EMT2)
編集:瀧川三智(REAL-T)
音響監督:本山哲
音響制作:HALF H・P STUDIO
アニメーション制作:EMTスクエアード
 
〇キャスト
クーファ=ヴァンピール:小野友樹
メリダ=アンジェル:楠木ともり
エリーゼ=アンジェル:石川由依
ロゼッティ=プリケット:薮内満里奈 ほか
 
〇公式サイト
https://assassinspride-anime.com/
〇公式Twitter
@assassins_anime

(C)️2019 天城ケイ・ニノモトニノ/株式会社KADOKAWA/アサシンズプライド 製作委員会
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