every♥︎ing! Fantasia-Show 2017~Lesson2 Sweet 19 Dream~ 東京1日目

感想

1stアルバム「Colorful Shining Dream First Date♥」を引っ提げての、東名阪三大都市ツアーの最後を飾るは、二人がデビューしたきっかけである「ホリプロタレントスカウトキャラバン 次世代声優アーティストオーディション」の最終オーディションの会場であった品川ステラボールでの東京公演2Days。

両日参加したが、セットリストは共通であるため、1日目ではパフォーマンスに焦点を定めて書いていこうと思う。

まずは「Shining Sky」からスタート。高校卒業直前に発売されたシングル表題曲からスタートするというその演出がまたニクい。
続けて「ハンドスター☆彡」。クラップとサビの振りコピが楽しいだけでなく、前向きで元気になれる歌詞がまた素敵。さらに次は「DREAM FLIGHT」ということで、「空」に関連した曲をつなげたものと思われる。

雰囲気をガラリと変えて「君の*Favorite*」。80'sな雰囲気があるクールなサウンドが今までのevery♥ing!の元気でかわいいイメージをいい意味で裏切ってくれた一曲。ステージ隅に設けられた台の上で踊る二人からは大人の魅力を感じられた。木戸ちゃんは「カラフルストーリー」の時のような元気あふれるダンスから一転してしなやかであでやかな雰囲気があったし、エリイちゃんは見下ろすかのような目線と大人っぽい表情とで、完全に曲の世界に入り込んでいた。そしてエリイちゃんの声の作り方がCDでの歌唱より低めのトーンで抑えられていたのが、また違った印象を曲に与えていた。

続けて「バンバンファイター」。every♥ing!では意外とこれしかないハードなロック。
この曲を39公演で聞いたときには、かわいい曲以外もいいぞ!と可能性を感じたし、39公演の時から比べると見違えるようにパワーのある演奏であった。

ここで一旦捌けてからクッズでもあったキャップをかぶり再登場。
ラップ曲である「ヒロイン」を披露し、続けてクラブミュージック風の「HELLO, NEW WORLD!!」へつなぐ。「HELLO, NEW WORLD!!」はまさかのロボットダンスで、無機質で抑揚のないボーカルともよく合っていた。新しい世界に踏み出すさまをロボットの起動に例えたかのような、ストーリー性を感じられる振り付けであった。

「風を追い越したくて」。疾走感があり、歌詞も強度の高い言葉が多く使われているのに、メロディーラインからはどこか切なさが感じられる。二人のボーカルにはどこか緊迫感すら感じるほどの強さがあって、曲の前向きなメッセージが伝わってきた。

続く「水彩メロディー」は王道のバラード。この曲は木戸ちゃんとエリイちゃんのボーカルの個性がそれぞれ見事に際立っていて、細かい息遣いまで聴き逃したくなかったほどであった。エリイちゃんの歌声は、ビブラートが耳に心地よく、そっと寄り添ってくれているような優しさが感じられる。一方で木戸ちゃんの歌声はどこまでもまっすぐで、それでいて柔らかい雰囲気もあり温もりがこもっているように感じられる。この曲の歌詞はすごく温かくて優しくて、聴いていると泣いてしまうのだけど、その後元気が湧いてくるのだ。

「ちゅるちゅるちゅちゅちゅ」。ライブではうさお君の代わりに、木戸ちゃんが声を担当しているうさぎのマルタ君が登場。サビは観客の合唱と振りコピで、これもまた楽しかった。
マルタ君は一曲だけで退場するかと思いきや、次の「What is L♥VE?」でもステージでダンスを披露し、会場を大いに盛り上げた。どうでもいいが、マルタ君の動きが、千葉県船橋市の某非公認ゆるキャラをほうふつとさせてしまうのはなぜだろうか…。

ラストスパートは「奏★奏Happy Tune♪」「ケサランパサラン」と畳み掛け、「さよならは言わない」で本編終了。アンコールでは、every♥ing!がここまで大きくなったきっかけともいえる珠玉の名曲「カラフルストーリー」と、すべての始まりであった「ゆめいろ学院校歌」で締めた。

全16曲、あっという間に過ぎ去ってしまったように感じられた。
ステージ上の二人だけでなく、観客全員で作り上げた、楽しくて元気になれる素敵なライブであった。

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