リスアニ!LIVE 2017 SATURDAY STAGE

感想

セトリとかは省略して気になるところをかいつまんで。

○綾野ましろ
パフォーマンスを見るのは去年のリスアニ以来であったのだけど、見違えるように良くなっていて本当に驚かされた。客席の煽り方とか歌声の力強さとか、そのあたりが段違いで、まさに釘づけになってしまった。

○水瀬いのり
生歌を聴くのは初めて。その優しそうな雰囲気からは一見想像がつかない芯のある歌声が印象的だった。疾走感たっぷりな「夢のつぼみ」、どこかせつなさを感じる「Starry Wish」、最後の合唱が楽しかった「Harmony Ribbon」、しっとりと歌い上げる「あの日の空へ」。短い時間でありながら実に様々な表情を見ることができた。

○三森すずこ
武道館ワンマンライブを成功させた後のリスアニ出演。繊細でかつ躍動感のある美しいダンスは相変わらず。本当にステップがきれいで見とれてしまう。みもりんは楽曲も、ダンスパフォーマンスも、そしてMCも、独特の世界観を持っている人だと思うし、気付くとその世界に引き込まれてしまっている。

○岸田教団&THE 明星ロケッツ
生歌を聴くのは初。ギターやベースにペンライトを着けてるのが転換の時点で見えてしまい早くも「この人たち面白そうだぞ」と予感させるには十分な雰囲気であった。
ichigoさんのパワフルなボーカルと、はやぴ〜さんの独特のギターサウンドがとてもカッコいい。それ以上にMCがぶっとんでいて、リーダーの岸田さんがまとめるのに苦労していたようだけど。所属レコード会社の恨みつらみを転換で語ったのは、リスアニ7年の歴史のなかで初めてなのではなかろうかw 最後の「星空ロジック」という曲がとても楽しかった。

○fhána
この日の私のお目当て。連番の友人と「さすがに今年はdivine(intervention)は来ないでしょ」と開演前に話していたのだけど、2曲目に来て一気にテンションが上がった。
「calling」のアウトロでの和賀さんのギターソロ(CDには収録されていない)の余韻から「divine intervention」の独特のイントロにつなぐそのセンスが最高。
「青空のラプソディ」→「星屑のインターリュード」→「Relief」のつなぎは、ディスコサウンドからクラブミュージックのテイストへつなぎ四つ打ちに、というもう踊りだしたくなる最高のつなぎ。渋谷のリリイベではできなかった「青空のラプソディ」の振り付けもここでは全力でできたし、「Relief」の佐藤さんキーボードソロもしっかりあってもう言うことなし。

○GARNiDELiA
こちらもライブで見るのは久しぶりだったのだけど、曲の雰囲気がガラリと変わっていて驚いた。MCでも触れられていたけども、様々なジャンルの要素を貪欲に取り込んでは独自の音楽に昇華させているイメージ。このパフォーマンスを見て、参加するか迷っていた今年の3月に行われるfhánaとChouChoとGARNiDELiAのスリーマン「深窓音楽演奏会」に応募した。次はしっかり予習して臨みたい。

○スフィア
最近あまり楽曲を追えていなかったのだけど、それでもコールと振りコピが楽しかった。
その場でノレてしまうわかりやすさは本当に大事。
酉年と「トリ」にかけて鳥の衣装を着てきたというのだけど、戸松ちゃんの「伝説の鳥!」には思わず笑ってしまった。

リスアニライブは、出演者一組一組に十分な時間を取ってくれるので、目当てじゃないアーティストでもちゃんと楽しめるし、毎年毎年新しい発見があって楽しい。アニソンフェスも多種多様で一長一短あるけど、この、楽曲とアーティストのパーソナリティにフォーカスする、音楽雑誌の編集部が主催というイベントならではのコンセプトは今後も変わらないでいてほしい。

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