『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』初日舞台挨拶(シネマサンシャイン池袋)

感想

舞台挨拶三回目。
上映後ということもあり、ネタバレOKのトークができるということで、彩夏さんが妙に生き生きとしていたように見えたのは、やはり新宿2回目でのアレがあったからに違いない。
そしてほっちゃんが「Vチェック中に自分が泣いてしまったポイント」でどれだけの人が泣いてしまったのかを挙手させて確認していた後で、「みなさん友情に飢えてるんですね」といつもの毒舌を放ったとは、カメラが回っていないのでよそ行きモードからいつものやつに切り替わったためか。

とはいえ真面目な話、まさか女児向けアニメでここまで泣かされてしまうのか、というくらいには大泣きしてしまったこの作品。別に友情に飢えているわけではなくても、きっと「友情とは何か」を深く考えさせられる作品になっていると思う。悪役のクマである「ダークマター」の存在は、このテーマのキーである。これからご覧になる人は、ぜひともモフルンがダークマターにたいしてどのように働きかけるのか、そこに注目していただきたい。

そしてもう一つのテーマはやはり「願い」であろう。お子さんはミラクルペンライトを振って、プリキュアに対して願いを込めながら観るのだろうけど、その結果としてスクリーンで繰り広げられる魔法のような出来事は、決して子供だましではないはずなのだ。
大人になったわたしは、魔法なんてこの世にないことは知っているのだけど、それでも、困難な局面を打ち破るのは「願い」の力にほかならないと信じている。きっと子供たちはプリキュアからそんなメッセージを無意識に感じ取っていると思うし、ミラクルペンライトを通じて虚構と現実をシンクロさせる劇場版の仕掛けが、長年支持されている理由もわかった気がした。

インターネット上でネタにされているような文脈ではなく、「大きなおともだち」のあなたも素直に「プリキュア、がんばれ!」と叫びたくなることは間違いないはずだ。上映中に声を出してはいけないけども(笑)。

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