Ryoko Shintani Live Tour はっぴぃ・はっぴぃ・すまいる'17 chu→lip☆DayDream@東京

感想

今回のこの新谷良子さんの2年半ぶりのツアー。
名古屋・大阪・金沢2日目、そしてファイナルの東京と驚くほどあっという間で、そしてセットリストに慣れることなく終わりました。
今までのツアーは、ファイナルの東京ではセットリストもわかってるしーとかいう感じがあったんですけど、今回のツアーがそれがなく、ファイナルではなぜかHOPPING DICEで泣きそうになるという訳の分からない精神状態でした。

さて、2年半という時間はアニメ業界、アニソン業界にとっては一瞬で過ぎていくけどもその分密度も濃いもので。新しく出てきて売れていく新人声優がたくさんいたり、そこからアーティストデビューする人もいて。逆に解散や休止するユニットやグループも。
そして、アニソンはもっと一般的になってテレビで取り上げられたり、ロックフェスに参加したり。あとは、アニソン業界でも新しい歌手が出てきたり、クリエーターが出てきたり。
たぶんこの2年半ってVoyageからSTARまで空いた2年間よりもすさまじく時代が変化した2年半だったと思います。

そういった中で、自分はこの2年半でたくさんの新しい音楽を聞いて、ライブも行ってきて。特に、声優ソロのライブに行った後は、ああ、新谷良子さんのライブはもっとものすごく楽しいんだよなって思う日々で。

そんな2年半があってからの今回のツアー。
名古屋・大阪と楽しみ、金沢2日目で新谷良子さんがやる音楽は声優の域を越えており、それ故に他の声優と比べるべきではないと思いました。
それは、別に新谷さんの音楽が好きで特別な思いがある、そういった感情以上に、ここまでの自己表現をしてアーティスト活動をしている人がいるのだろうかと思うんですよね。

"等身大"という、新谷さんがずっと掲げてるこの言葉。
なんで今まで気づけなかったんだろうと思います。
自分自身の表現したい思い、考え、思想、色んな気持ちを音楽にのせて表現している。
これが"等身大"であり、実はロックンロールの根元でもあったんですね。
ロックは別に反抗だけじゃないし、自分自身の溢れ出る思いを包み隠さずそのギターとともにかき鳴らすのがロックであると考えていて、そう思うと新谷良子さんはずっとロックンローラーであり続けていたんですよね。
そういうことに金沢という新谷良子さんが生まれ育った場所でライブを観ることで気づくことができました。

さて、そうともなればツアーファイナルは新谷良子さんの表現するロックを浴びるだけでした。
音を浴びて浴びて、その先に、終わりに待っていた光景は、自分自身の想像よりも何歩も先を行っていた光景でした。

ReTIME

そして

Wonderstory

ライブの参加した時期の都合でReTIMEは今まで生で聞けてなかった曲で、でも今回絶対聞けると確信していた曲でした。
それはツアーに参加する度に確信は深まっていきました。
そしてダブルアンコールで流れるイントロ。
覚悟していても、人間は自分自身の想定した以上の感情が襲ってくると耐えきれなくなるんでしょう。
顔面を押さえて泣きながらライブで曲を聴いたのは初めての体験でした。
最後のラララも号泣していたので、たぶん合唱に上手く参加できていなかったと思います。

からのまさかのWonderstory。

正直、新谷良子さんを舐めていました。

ReTIMEからのWonderstoryの素晴らしさを言葉に表すことができません。
1つ気づいているのはWonderstoryがReTIMEよりも過去の曲ということです。
未来の曲が過去の曲へと繋がる。
そこが大きい意味があると考えています。
だからこそここまで言葉にし難いものになったんだと思います。

そんなツアーファイナルでした。
良かったです、良かったです、良かったです。
もうそれにつきます。

またいつか会おうね。

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