AYA UCHIDA Early summer Party ~Everlasting Parade~

感想

続く夜の部。
昼の部がバンド編成だったので、夜の部は打ち込み系で固めるのかと思いきや、予想外に『Like a Bird』と『Ruby eclipse』というゴリゴリのロックがセトリ入りして不意にブチ上がってしまった。

そしてアコースティックパートは櫻田さんのピアノをバックに『笑わないで』と『ピンク・マゼンダ』を披露。
どちらもCD音源はエレクトロなアレンジがされている楽曲なのだが、これがピアノになるとここまで変わるか!と驚くほどの仕上がり。特に『笑わないで』は四つ打ちのミディアムなダンスナンバーなので、ついついリズムに乗って歌詞を聴き流しがちなのだけど、ピアノで情感を込めて歌われると、曲の主人公である女性の片想いの複雑な心境が痛いくらいに伝わってくるのであった。『ピンク・マゼンダ』はもともとの幻想的な雰囲気がさらに際立ち、うっちーの澄んだ高音も活かされていて、もうとんでもないものを見せられた。

3rdフルアルバムの発売も決定し、「誰か止めてよー!」とか一瞬弱気になる定番のやりとりをしつつも、完全復活したうっちーは、きっとまた新しい世界を僕らに見せてくれるに違いないと思ったのであった。

ところで、「わたしの曲には『辛いこともあるかもしれないけど、乗り越えて笑顔でいこう』みたいな曲が、頼んでるわけでもないのに多い」ってMCでうっちーが言っていたけども、多分それは、楽曲を作る人たちにも、うっちーのそういう生き様が伝わっているからなのではないかと思う。うっちーの楽曲はジャンルも多岐にわたり、実に彩り豊かだけども、うっちーが見出したその共通点こそが、どんな曲を歌ってもうっちーらしくしてしまう、「芯」に他ならないのではないかと。

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