LAWSON presents TrySail Second Live Tour “The Travels of TrySail” calling at Tochigi day1

感想

TrySailの2回目の全国ツアーの宇都宮公演に参加。
TrySailの単独公演に参加するのは久しぶりであった。

今回から2ndアルバムの曲も加わり、楽曲がよりバリエーション豊かになってライブの楽しさが増したように感じる。
『TAIL WIND』は『Sail Out』なんかの系譜で、航海の途中にあるTrySailの象徴のような曲であるように感じる。
『バン!バン!!バンザイ!!!』は振りコピが楽しいし、底抜けに明るいサビの歌詞も相まって幸福感がすごかった。どこか2000年代前半を思わせるちょっと懐かしい雰囲気のサウンドも好き。
『disco』はもうまんまである。振り付けもサタデーナイトフィーバーである。これも楽しい。
『Journey』は泣き曲。大人になった今のTrySailだからこそ歌える曲だと思うし、現実と戦ってもがいている人に対しての応援歌であるようにも思った。

そして既存曲も相変わらず楽しい。文章で書くと「楽しい」ばかりになってしまうのだけど、とにかく「楽しい」のだ。ちょっとでも興味があったらぜひ自分で体感してほしい。

ライブのハモりコーナーでの選曲はまさかの『ひかるカケラ』。
どこか爽やかな海風を思わせるアレンジと、三人の奏でるハーモニーがとても素敵で、原曲とはまた違った魅力を引きだしていた。なにより、見つめあいながら歌う三人の姿が何とも尊い。(もち天……)

個人的に、TrySailは声優ユニットの理想形の一つだと思っている。
その理由、楽曲やライブの演出といった様々な面で、TrySailというユニットのストーリーの軸がしっかりしていて、寸劇や曲中のセリフなどで、声優としてのスキルも活かしていること、そしてその軸をもってさまざまなジャンルの音楽にチャレンジしていること、である。

この4つは私が声優の音楽活動に求めているところで、声優が歌うからこそ、なにかしらの演技の要素が欲しいのだ。歌唱技術とは全く別の次元で、役者が表現する音楽を聴きたいのである。そして、ユニットそのものがテーマを持っているので、極端なことを言えば、メンバー個々のパーソナリティを知らなくても楽しめてしまう、一見さんにも優しいライブであるように思う。

今後も折に触れてTrySailのライブには足を運びたいと思った。

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