Aya Uchida VALENTINE’S ♡ LIVE~Song for you~ 1部

感想

バレンタインライブ、ということで、前回のアルバムリリースに伴う幕張メッセでのライブとは対照的に、演出はそこまで作り込まず、恋愛をテーマにした曲でセットリストを組む、という内容となった。

『Floating Heart』のような甘い曲もあれば、『afraid...』のような苦い曲もあり、コンセプトアルバムの曲がうまいことチョコレートのような役割を持ちつつ、『キックとパンチどっちがいい?』のような曲を自由に歌詞を変えながら歌うといううっちーらしいアドリブの利いたパフォーマンスもあるなど、自由で楽しいライブであった。

MCでは、お客さんに楽しんでもらうために、これまで世界観を作り込んで、ちゃんとやるライブばかり意識していたけど、幕張でのライブを終えて、もっと自由に音楽を楽しんでいいし、それでもお客さんはついてきてくれる、という自信がもてた、というようなことをうっちーが話していたけども、それがこのような楽しいライブとして、さっそく反映されているのが嬉しかった。

誤解を恐れずに言えば、歌やダンスで圧倒的なものを見せつけようと思ったら、それはどうしても本職の歌手と同じ土俵に立つことになるし、そういう視点で見るとこちらもどうしても厳しい評価を下しがちになってしまう。

特に声優アーティストのファンをやってると、「もっとうまい人他にもいるでしょ」みたいなことを言われることがあるし、特にうっちーみたいにノンタイでやってるひとだと、それならJ-POPと変わらないのにわざわざ声優の曲を聴くのか、と訊きたくなる気持ちもわからないでもない。

でも、わたしにとってその答えは明確で、声優として声の演技を学んだ人が歌うからこそ出せるものがあるわけで、それがあるからこそ、うっちーがあれだけ多種多様な色を持った歌の数々を歌いこなせるのだろうし、あれだけ自由にその場で歌詞を変えながらアドリブで歌えるのだと思う。

歌手として、そして表現者としてのうっちーの今後のますますの活躍を祈りたい。

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