Anisong World Matsuri at AX 2018 Japan Kawaii Live

感想

平成最後の夏に、愛する人を追いかけて海を超えてしまった。
「平成最後の夏」という枕詞をつけると、なんでもエモくなるらしい。語彙力貧弱な自分の体験記も、少しはエモーショナルになるだろうか。
自分がi☆Risを追いかけるようになったのはプリパラ以後のことなので、結成まもない頃のことは後年のインタビュー記事で知っているだけ。それでも、当時のi☆Risが置かれていた状況はうかがい知ることができた。イベントを行っても客が数十人しか集まらない、キャパが400人の会場が満員になったライブで号泣する。そんな彼女たちがプリパラでチャンスを掴み、憧れだった武道館のステージに立ったのが2年前。
「もっと大きな会場へ連れて行く」と、武道館で宣言した山北早紀さん。本当に、本当に大きな会場へ連れてきてくれた。
『幻想曲Wonderland』の冒頭、「あれ、ここはどこだろう?」のセリフにロサンゼルス!というコールが響いたとき、本当に感動した。彼女たちを一躍有名にしたプリパラのメドレーで、現地のファンの方たちが盛り上がってくれて涙が出そうになった。
「憧れはきっと明日の道標」「力合わせてトキメキ探してくつかみとろう」プリパラの力強く、キラキラ輝く歌詞はまさにi☆Risそのものだった。
「ずっと前から憧れていたステージに今立つのさ」と、武道館で謳った『ドリームパレード』
ロサンゼルスで聞いた『ドリームパレード』はまた違った意味に聞こえてきた。憧れの舞台に立っても、まだまだ夢は続いていく、i☆Risという物語は終わらない。そんな希望を抱かせてくれる最高のステージだった。
『ドリームパレード』の間奏、ガチ恋口上で思いの丈を叫ぶ。「君とならどこまでも行けるよ」と謳う彼女たちに、世界で一番愛していると答える。
多分、この気持は恋ではない。けれど、どこまでも行こうと手を差し伸べてくれる彼女たちへ、世界で一番愛しているというのは嘘偽りのない言葉だ。
異国の地で、推しへの愛を高々と宣言できるのは本当に幸せなことだと思う。
いつか、i☆Risにも終わりの時が訪れる。でも、終わらない物語という夢を見せてくれる間はどこまでもついていきたい。その夢を追いかけている間は、終わりが訪れることはないのだから。





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