AYA UCHIDA LIVE TOUR 2018 ~So Happy!!!!!~ 群馬公演

感想

So Happy!!!!!ツアーの千秋楽かつ、うっちーの故郷である群馬県への凱旋公演。
会場となったベイシア文化ホール(旧:群馬県民会館)は近隣の自治体や学校の行事なんかにも使用されるところだそうで、うっちーも何度か来たことがあるとか。

セットリストは横浜公演から大きく変わることはなかったのだけど、さすがに故郷凱旋公演となると気合が違うのか、はたまた私の席がステージから近くてステージ上の演者の細かい表情まで見えたからそう感じられたのか、それはわからないけども、私には過去最高のパフォーマンスだったように思う。

とにかくうっちーが終始楽しそうで、『Like a Bird』のようなシリアスな曲でも、笑顔を見せて歌っていたのだった。
でもそれが曲の雰囲気に合っていないとか、そういうことは決して感じられなくて、シリアスでありながらもその奥に優しさが感じられるような、そういう表情で、今まで聴いたことのない『Like a Bird』だったように思ったのだった。

そして『ピンク・マゼンダ』。ファン投票企画で1位に輝いたこの曲。
歌詞の世界観が難解で、曲の構成もちょっと捻ってあるので、初期のころはただ歌うのに必死だったと語っていたうっちーだけど、この日の『ピンク・マゼンダ』は壮大過ぎて鳥肌ものであった。

そもそもこの曲にバンドがつくようになったのも最近の話なのだけど、その演奏がキレッキレすぎて、特にSHiNさんの熱いドラムには完全に心を持って行かれてしまった。原曲の打ち込みドラムにはない「勢い」が、うっちーのエモいヴォーカルと渾然一体になっていて、あれ、こんな曲だったっけ?といい意味で思うとんでもないパフォーマンスだった。

『SUMILE SMILE』とか『Say Goodbye, Say Hello』なんかは、聴くといつも泣いてしまうのだけど、この日は「楽しい!」がそれすらも上回ってしまい、泣きながらめっちゃ笑っているという不思議な感情の動きを経験することに。
きっと、ずっとステージ上で楽しそうにしていたうっちーにみんなが引っ張られていたんだろうなって思うし、きっとバンドメンバーの皆さんや他の観客の皆さんもそうだったのではないかと思う。

アンコールでは、ついにぐんまちゃんとのご対面!
『So Happy』をMVの振付でぐんまちゃんと一緒に歌うというもので、これがもう本当に楽しかった。
もうこれで終わってもだれも文句は言わない展開だろうと思うけども、ここでまさかのダブルアンコール。
そこで歌われた曲は『Ordinary』。
この曲を故郷凱旋公演で歌うという意味。これまでのうっちーの活動のことがいろいろと思い出されて、ただでさえ昂っていた感情がここに来て容量オーバーを起こさんばかりであった。
それと同時に、幕張公演の時に感じた『Ordinary』の印象はどこか悲痛な雰囲気だったのだけど、この公演では幸せに満ち溢れた新たな一歩、のように感じられたのだった。

…とまあ、いろいろ書いてきたのだけど、結局この公演で私がいちばんグッときたのは、実は『アップルミント』だったりする。
内田彩ソロプロジェクトの全ての始まりであるこの曲。

「あの日 描いた未来図に
大きなマルを付けられる日が来たんだ」

うっちーが声優になる夢を志した群馬の地で、こんな歌詞の曲を歌うなんて、最高にエモくはないだろうか。

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