CooRie Acoustic Live 2019 〜リクレッシェンド♡〜

感想

想像してみてほしい。
自分の「推し」が年に一回しかライブをやらないとしたら。

昨今の時代背景からすると、その開催頻度はあまりにも少なく感じるだろうし、事実、私も少ないな、と感じてしまう。

ただ、CooRieに関しては、この、南青山MANDALAという場所で、年に一回開かれる、というこのカタチが、何となく心地良く感じるのだ。

今年は特にシングルがあるわけでもアルバムがあるわけでもないなか、どのようなセットリストが組まれるのかと思っていたのだけど、ここにきて、rinoさんのアーティスト活動の「原点」に立ち返るかのような雰囲気があるセットリストであった。

恒例の弾き語りコーナー。ここで選ばれたのが、音楽の専門学校の新入生歓迎会で、二次会で行ったカラオケ店で披露したという、広瀬香美の『愛があれば大丈夫』。なんと、これがきっかけで仮歌シンガーとしての仕事をすることとなったというのだから、縁は奇なものとはこのことであろう。

MCでは、スフィア10周年の件にもふれられていたのだけど、スフィアというユニットとの出会いがrinoさんにどのような影響を与えたか、また、スフィアの10周年にあたり、どこまで成長できるか、と話されていたのが印象的だった。

rinoさんのようなベテランでも、常に成長を意識しているのだな、と思うと、その謙虚さに頭が下がる思いであったし、この日歌われたいろいろな曲たちから、なんとなく生きるうえでの「ヒント」をもらえたような気がした。

自分の周りにいる大切な人に感謝し、周りにある小さな幸せに感謝し、そして目の前にあるやるべきことをやる。
そうすることで、道は開けていくのかもしれないな、と。

rinoさんはまた来年、CooRie以外の活動で培ったものを持って、この場所に戻ってくるであろう。
そして私が、来年の今頃どうしているのかは私を含めて誰にもわからないだろうけど、またこの場に帰ってこられるように、日々を生きていこうと思えた、そんなライブであった。

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