アツミサオリデビュー15周年記念ライブ「生きてるだけで奇跡。」

感想

15年前、テレビアニメ『美鳥の日々』のエンディングテーマ『もう少し…もう少し…』でデビューしたアツミサオリさん。

このアニメは当時高校2年生だった私が好きで観ていた作品で、エンディングに起用されたこの曲も、いい曲だなあ、と思っていたのだけど、その後の『げんしけん』での『びいだま』、『くじびき♥アンバランス』の『あい』と、次々に好きな曲ができて、その時期から少し遅れてではあるのだけど、アルバム『東京クラムジーデイズ』も買って今に至る、というのが私のファン歴。

とかいいつつもライブに足を運んだのは約4年半ぶりだったのだけど、久しぶりに生演奏で聴いて、本当によかったと思えた一日であった。

このライブに合わせて発売された配信シングル『果てないナミダ』は、アツミさんいわく「自分を励ますための曲でもあった」そうだけど、アツミさんにとっての「音楽」ってそういうことなのかもしれない、とこの日のライブに参加して思ったのであった。

実をいうと、私自身、アツミさんの曲には相当「救われている」のである。
何となく感じる日々のモヤモヤだったり生きづらさだったり悲しみだったりを、アツミさんの楽曲は私の代わりに言葉にして整理してくれるような気がしていて、そして私は心を見透かされているかのような錯覚すら覚えるのである。

当然私のために書いてくれた曲ではないのだけど、それでも私のために書いてくれた曲のように感じるというか、なんというか。

でもアツミさんは、誰かを救いたい、なんてことは言わなくて、まずは「自分を救って、そしてそれが他の誰かも救えたらいいな」と歌うのである。とても謙虚な方なのである。
でも、その思いはとても強くて、だからこそ、アツミさんは15年も歌い続けてこられたんだろうな、と思ったのであった。

当日のセットリストなど詳細はアツミさんのブログで。
https://yaplog.jp/saori-atsumi/archive/3127

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