カラフルスクリームワンマンツアー ~れっつ☆ぱっちん!~ in とうきょう

感想

関西を拠点に活動するカラフルスクリーム(略称:カラスク)というグループを私が知ったのは昨年の春ごろ。
関西に住んでいる友人が新たに推し始めたということで「布教」を受けたのがきっかけであった。
友人に楽曲を聞かせてもらったところ、思いのほか楽曲が刺さったため掘り下げてみることに。ライブに行ったのは昨年8月に一度だけ東京遠征を見に行ったくらいだけども、YouTubeでMVを見たり、Showroomで星を投げたりと、「在宅」的な支援はちょいちょいと続けていたのであった。
そんな中今年、名古屋、大阪、東京、福岡とまわり、最後に大阪に戻るツアー「れっつ☆ぱっちん!」が決まったという知らせを受け、今回初めてその東京公演「れつぱちとうきょう」で本格的に現場へ足を踏み入れることとなったのである。

私が昨年一度ライブを見た時には5人体制であったけども、メンバーの入れ替えを経て現在は7人体制である。
1年数か月経ってステージの完成度は見違えるほどであったし、彼女たちにとって「アウェー」である東京に爪痕を残していこうという気迫を感じた。
とはいえ、MCで笑いを取りにいこうとするような発言が飛び出すのはやはり大阪のノリなのかもしれない。

https://twitter.com/nako_colorful/status/1191325370085072898

セットリストはメンバーのなこちゃんが毎回ツイートしているので(上記URL)詳しくはそちらを見ていただくとして。
「オリジナルメドレー」のパートは、7曲をほぼフル尺でMCなしで一気に歌いきるというすさまじいパートであった。
この公演の2日前に参加していたラーメンショーのステージでも、ほかのアイドルが大体4曲を20分でやる構成のなか、カラスクはノンストップで2曲をつなげて5曲詰め込んでくる構成で攻めてきて驚いたのだけど、今回のメドレーはその比ではない勢いであった。

これの前に「ゲストコーナー」として、アメリカ人に扮したメンバーがレトロなワンピースを着て登場したり、西城秀樹の「ヤングマン」をカバーしたりと、和やかで楽しい雰囲気を醸し出していたので、さらに反動が大きく感じられた。

今回ワンマンライブでがっつりとステージを見て、改めてカラスクの楽曲の良さを感じた。
エモいメロと歪んだ重めのギターが熱い「Sing Bird」。
鋭角的なサウンドと疾走感にあふれたイントロが印象的な「Innocent Scream」。
ピアノとストリングスが入った王道のセツナ系ロック「希望の雨」。
パンキッシュな雰囲気とバックのホーンセクションのノリがとにかく楽しい「FUNKY RIDER」。
ファンキーなギターとおしゃれなメロが最高にかっこいい「夢見るロードショー」……とまあ好きな曲を挙げていくとキリがない。
そしてここに挙げた曲はすべてセトリ入りしていたし、他にもあった聞きたい曲は大体聞けたので、楽しみにしていたかいがあったし、実際にすごく楽しいライブであった。

カラスクは多彩なジャンルの曲を持っていて、かつ一曲一曲が作りこまれていて、そして、(いい意味で)どこかで聞いたような「懐かしさ」を感じる、なんとも絶妙なバランスなのである。
注目を集めようとすると「沸き曲」が中心になってくるのは時代の流れだし、カラスクにも「沸き曲」はもちろんあるけど、こういう王道のポップスで真っ向から勝負しているグループがやっぱり私は好きなのだ。

次の東京ワンマンは、もっと大きな会場で開催できればいいね、と願いつつ。

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