every♥ing! “高校卒業記念” Fantasia-Show 2016 ~Lesson1 はじまるストーリー~ (東京2日目)

感想一覧(1)

  • Long_t31613f

    ホリプロ所属の木戸衣吹と山崎エリイの2人で結成された声優ユニット、every♥ing!のファーストワンマンライブ、東京大阪計3公演のうちの2公演目。

    開演直前の影ナレに出てきた「魔の二日目」というキーワード。
    一日目とはまた違った意味で、二人は緊張していたのだろうな、と。

    セットリストは前日と共通で、段取りもほぼ同じ。
    カバー曲は変えてくるかと予想したものの、初ワンマンで練習量の負担まで考えるとそれは酷というものか。
    every♥ing!名義楽曲に関しては1日目の感想でたくさん書いたのでこちらではカバー・キャラソン枠の話を。
    まず、それぞれの演じたキャラソンを互いにカバーしあう、という面白い試みが。
    本人のキャラクターだけでなく、声優として演じるキャラクターの系統も異なる二人なので、また新たな一面が見られたような気がした。特に木戸ちゃんの「デートTIME」は、普段の芸人的なテンションに隠れてなかなか見えてこない、木戸ちゃんの女の子らしい一面を垣間見ることができた。

    エリイちゃんのキャラソン「イヌのポリスメン」。彼女が得意とするところのしなやかな動きで魅せるダンスと、かわいらしい歌詞が実にすばらしかった。曲の間はビシっとしているのに、MCで木戸ちゃんに再び「ワンワン」を要求されると照れてしまってまともにしゃべれなくなるところまで含めて本当にかわいかった。

    そして「secret base」。「(歌詞の世界の登場人物に)年齢が近いから共感しやすく、感情も込めやすい」と、選曲理由を話していた木戸ちゃんだけども、確かに歌い方にも感情がこもっていた。そして私を含めた20代後半以上にとっては、夏休みの時期に放送されていた昼ドラ「キッズ・ウォー」(第3シリーズ)の主題歌としての印象が強いわけで、自分の学生時代(当時私は中学生)のあれこれが思い出されてしまいそれも相まって感極まってしまった。

    アンコール。ぽろぽろと涙を流しつつ「サクライロ」を歌うエリイちゃんを見た瞬間、初日から含めてうるうるするレベルで持ちこたえていた私もついに落涙。それでも歌声は崩れておらず、必死にこらえながら歌っていたのが伝わっていて、やっぱりこの子は芯が強いな、と、改めて思った。MCにうつってもエリイちゃんはやっぱり泣いていて、その傍らで木戸ちゃんが殊更に気丈に振る舞っていたのも印象的だった。最後に抱きしめあう二人の姿は本当に美しかったし、二人の絆の強さを再確認できた。もっともっと大きいステージに立ちたい、と木戸ちゃんが言っていたけども、その思いは観客側の我々も同じだと思う。この言葉を聞いて、これからも二人を温かく見守っていきたい、と気持ちを新たにした。

    パーマリンク  2968日前

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