天津 向プロデュース アニ×ワラvol7.5

感想

幕張で行われた吉本主催の類似イベントには参加したことがあったが、アニワラと題したイベントへの参加は私にとって今回が初。

今回は参加人数を絞り込んだスピンオフイベントということで、個々の演者ごとに密度の高いパフォーマンスが見られた。

まずはライブパートを順に。

トップバッターはエリイちゃん。もはや定番になりつつあるタンバリン曲の『Lunatic Romance』、続けて1stシングルの『十代交響曲』、自身もマテリア姉妹役で出演した『フレームアームズ・ガール』の主題歌であるりえしょんの『tiny tiny』をカバー。エリイちゃんのソロ名義の持ち曲では、『tiny tiny』のような元気な曲が少ないので、また新たな側面を観ることができた。

続けてゆっきー。昨年活動を休止したアース・スタードリームのセンターとしてのパフォーマンスは何度か観ていたものの、ソロで歌うところを観るのは初めてであった。アース・スタードリームはコミカルな曲が多かったのだが、ソロではロックな方向に振ったカッコいい曲が多く、また違った雰囲気であった。『Bonjour, The World!!』は非常にライブ映えする曲。

続けてふーりん。デレマスのライブでの渋谷凛役のイメージが強いところであるけどもそれはここでは出さずにアニソンのカバーで勝負。『Shangri-la 』という選曲は最高であった。

そして次はまりあんぬとるるきゃんのコラボ。
『はっぴぃ にゅう にゃあ 』
『恋愛サーキュレーション』
『侵略のススメ』
という、2009年から2010年にかけてのアニソンヒットメドレーとでもいうべきセトリで、今の30歳前後のオタクにとって非常に刺さるものだったと思う。『はっぴぃ にゅう にゃあ 』は素晴らしい。本当に。

最後はセリコ。
やはりダンスのキレといい、表情豊かに全身を使ったパフォーマンスといい、さすがの存在感であった。他の演者と比べるつもりはないのだけども、やっぱりトリにふさわしい圧倒的実力だったと思う。これは好きになってしまう。しかたない。

ネタコーナーは、アニメキャラクターのコスプレをした芸人によるコント、天津向のキャラクターを活かした「天津向へのヘイトを集めましょう」という匿名で天津向への悪口を集めて誰が書いたか当てるというゲーム(ここでエリイちゃんが「ヘイト」という言葉を知らないことが発覚)、同じプロットの朗読劇を声優と芸人がそれぞれ演じて、話の膨らみ方の違いを楽しむ「朗読劇〜声優で見るか?芸人で見るか?〜」、本の中に書いてある文章からシチュエーションに適切なものを拾い出してくるボケコーナー「ワードトレジャーハンティング」と、アニメとお笑いが見事に融合した観ていて楽しいものであった。

特に、朗読劇は声優による演技のアプローチと、芸人による笑いをとるためのアプローチとの違いが鮮明に表れていて、普段あまり演劇を観ない私にとっては非常に興味深く新鮮な体験であった。


感想をツイートする

イベンターノートとあなたのカレンダーを今すぐ連携

Twitterにツイートする

ツイートしました

閉じる