ところで、堀江由衣といえば、ミュージカルのように構成された独特のライブが有名である。これらはライブのタイトルそのままに「めぐる冒険」と呼ばれているのだけど、ほっちゃんがアニメのような架空の世界を舞台に冒険を繰り広げるというものである。ストーリー展開に合わせたセットリストが組まれ、我々ファンは「劇団ほりえ」として、座長堀江由衣から求められるままに、時には「やまびこの妖精」を、時には「ライブのお客さん」を、時には「海賊団」を、時には「エコー女学院 or 青クマ学園の生徒」を演じてきたのであった。
バイオリンが入る5人構成のバンドであったのはストリングスが多いほっちゃんには本当に大正解であった。 春パートで披露された『桜』でのバイオリンの演奏は本当に綺麗でかっこよくて、ギターやドラムも生音ならではの力強さとビート感があって、『桜』がここまでバンド映えする曲であったことにはっとさせられた。バイオリンはこの後も『朝顔』や『A Girl In Love』をはじめとして様々な場面での「見せ場」があった。
『A Girl In Love』は個人的にいろいろと語りたい曲。 楽器を持ってマーチングバンド風のダンスをするダンサーさんと、舞台に舞い散る落ち葉、どこか切ない雰囲気のあるメロディとの何もかもがきれいにかみ合って、とても心地よい気分になった。 MCで、キーボードの松本ジュンさんが、サビのコード進行が好きと話してて、バンドメンバーが曲のことを好きでいてくれているのもすごく嬉しかった。
酒 桂田 presents ミト(クラムボン)×神前 暁(MONACA)の『作曲家夜話 vol.4』
まさか今年3回目があると思ってなかったこのイベント。桂田さんすげぇ。見逃してたけど発売日後にgetしてだいたいいつもの位置へ。
いつも通りネット記載はNGなので内容は割愛だが、山内さんがいつもより少なめの台本にしているのにギリギリオンスケペースといういつもながらの盛りだくさんの内容だった。あっという間に朝だった。ZAQさんらもそうだけどやっぱパネェな。
で。1月に、このイベント、大阪進出だとか。すげぇな。マジ行きたい。
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立花理香 3rd LIVE~Heart shaker~夜の部
曲数少ないのに一体どんなことにするのかと思ったら…新曲!?
昼の部で 1st full albumのリリースを報告していたこともあり、アルバム収録曲を一部披露しつつもファンサービスたっぷり。
衣装がバーテンダー風とのことでしたが、ミリP的にはパルフェ・ノワールを着崩したような感じに見えました(ぇ
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『いのりまち町民集会2019』 東京公演 夜の部
1: Catch the Rainbow!
2: アルペジオ
3: Snow White
4: Loop Slider Cider
5: ココロソマリ
6: Million Futures
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ONE LOVE~声でつなぐ、2019→2020~
カウントダウン
https://twitter.com/ONEMORNING_1/status/1212034302579363841
もぐもぐタイム
https://twitter.com/ONEMORNING_1/status/1212036126719954944
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『いのりまち町民集会2019』 東京公演 昼の部
Milkyway
Loop slider cider
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電撃文庫 秋の祭典2011 Webラジオ「乃木坂美夏の麻衣ふぇあれいでぃお!」電撃文庫 秋の祭典だから復活すぺしゃる!
整理番号1番
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22/7 『Birthday Event 2019』
2016年12月24日、クリスマスイヴ。聖なる日に誕生したグループ「22/7」。その3周年記念LiVEとなる「22/7 Birthday Event 2019」に参加してきました。
本公演は予め過去に秋元康先生が書き下ろした朗読劇と、アニメのOPEDを披露するという告知がされていた。内容としては同年7月22日に開催された「ナナニジフェス」に近いと言えるだろう。
レポに入る前に一つ、ここの運営は無能過ぎな。
同月始めのVRイベントでも列形成開始時間より前に列形成を始めたり、今回の物販列形成も正直適当。eスポーツのメンバー欠席のお知らせすらロクに出来ない。なんとかならんのかね。
んま、愚痴はさておき。
私の整番は14番。当然のように「最前下手」を確保。
会場BGMはいつもの如く1stシングルの上から順に流されていた。
ステージのセット的に、まずは朗読劇から始まるのだろうか。
時刻は19:05。場内は暗くなり、ナレーション(内容は覚えてない)が入る。
全身真っ白な衣装に身を包み、白い傘を開いて舞台に登場してくる。朗読劇の始まりである。
内容は全部恋物語。片方が男性役で、片方が女性役である。
まず最初は、武田愛奈と白沢かなえペア。下校前に夕立に降られ、下駄箱で会話してる設定(朗読劇のタイトルくれ、内容説明しんどい)。
途中からBGMが「Rain of lies」が流れてきたが、朗読劇に合いすぎてて逆に怖くなった。もしかして、この朗読劇をモチーフに作られた曲とか.......?んな、わけないかw
次は涼花萌と帆風千春ペア。学校の屋上でUFOを呼ぶというもの。萌ちゃんは相変わらずなのだが、帆風の男性ボイスがまた良いんだコレ。この時のBGMは君はMoon。
3組目は天城サリーと俺の水巴、、、失礼、倉岡水巴、くらてんペアである。学校の音楽室、無口で可憐な少女とテニス部二軍君のお話。サリーってあんな声も出せるんだな.......。サリーの男性ボイスが素敵すぎて、水巴そっちのけでサリーばっか見てしまったよ。水巴?もっとセリフが欲しかったかな.......。
3組目の終わりから4組目の始めまで、BGMはシャンプーの匂いがした。
4組目は天城サリーと西條和ペア。恐らく高辻麗の役割なのだろう。が、この日は生憎の欠席ににより、天城サリーの連続出番となっている。内容は本が好きな男女のお話。こんなにも読んでない本があるんだからまだ死ねないよな?女性役のキャラが西條和にピッタリであった。BGMはとんぼの気持ち。
最終組の5組目。海乃るりと宮瀬玲奈ペア。「ウサギ小屋」。マジで印象がこれ。後、れいにゃんかわかわ。
そんなこんなで朗読劇は30分ちょっとぐらいで終了。
いよいよLiVEパートに入る。
場内が暗くなり、ブルーの新衣装に身を包んだメンバーが出てくる。1曲目は「未来があるから」。芽衣ちゃんが活動休止してたので、10人であることにあまり違和感を感じなくなっていたが、この日は違う。
「.......あれ?真ん中に人がいる?」
場内が明るくなって騒然。私達は幻覚でも見ているのか.......?活動休止であるはずの花川芽衣がステージ上で踊ってる.......。聖なる夜に奇跡は起こるんだな。彼女は22/7としての最後の舞台、思いっきり楽しめただろうか。私は悔いなく楽しむと決めていたので、そらもう全力を出し切ったとも。
新衣装は初めてメンバー一人一人違うデザインになっている。新衣装一番似合ってるのはれいにゃんかな←。
新曲の感想だが、「ムズイ」は正直滑ってる感が否めない。「空のエメラルド」がすこすこ。アニメで聴けるのを楽しみにしていてくれ。
後、水巴が振り付け頭に入ってないのが相変わらず。んま、ある日突然キレっキレに踊りだしたら、それはそれで心配するから今のままで良い。
そしてお知らせ。
携帯ゲームアプリ「22/7音楽の時間」が2020年春に配信される予定。
22/7のオフィシャルファンクラブが設立(ぶっちゃけ今の所あまり入会する意味は無い)。
22/7初東名阪ツアー「ムズイ」の開催決定。
2/27東京、3/20大阪、3/27名古屋。
アニメ第13話の制作が決定。こちらには神木みかみ、東条悠希、柊つぼみの3人も登場する。乞うご期待。
アンコールの1曲は「11人が集まった理由」。
メンバーから貰い泣きしそうになったが、推しの前では絶対に泣かないって決めてたから堪えた。でもな、水巴。マイクを通して「うわーん‼️」って、そんなん流石に吹くわw。最後の最後にドセンに入ってきて芽衣ちゃんに抱きつくし。可愛すぎか?
21:13、終幕。
以下はセットリスト。
聖なる日に誕生した奇跡のグループ。私は彼女達の有終の美をしかと見届けた。
〜セットリスト〜
OP:19:05/FIN:21:13
1.未来があるから
2.Rain of lies
-MC1(自己紹介)-
3.不確かな青春
4.やさしい記憶
5.叫ぶしかない青春
-MC2(アニメライブPV)-
6.ムズイ
7.空のエメラルド
-MC3(お知らせ)-
8.何もしてあげられない
9.ロマンスの積み木
10.韋駄天娘
〜ENCORE〜
-メイキング映像-
Enc.11人が集まった理由
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山崎エリイ 4th LIVE 2019 ~Fairy tale~ 【2部】
歌手としてのソロデビューから3年、単独ライブは4度目となる山崎エリイ。
4thライブの1日目は、コンセプトを"Fairy tale"(英語で「おとぎ話」の意味)とし、harevutaiという池袋にできた新しい会場の、ステージ背後の大きなスクリーンを使った演出が非常に印象的であった。
冒頭、スクリーンにオリジナルのアニメーションが流れ出す。
絵本の中からの呼び声に応じて、絵本の中へと吸い込まれていくエリイちゃん。
絵本の中では、カボチャのランプの精霊(?)ジャックがいたずらをして、世界を司る大時計を動かす三つの石を隠してしまって、時間の流れが大きく狂ってしまっていた。
背中に羽が生えた小さなオオカミのうるーふと一緒に、エリイちゃんは三つの石を探す旅に出る……というお話。
全登場人物の声をすべて一人で担当したエリイちゃん。それはさながら絵本の読み聞かせのようで。
また、ストーリーも特にバトルが起こるわけでもなく、いたずらをしたジャックも悪者ではなくて、自分がやってしまったいたずらを既に反省していたりと平和でほっこりとした展開で、なんともエリイちゃんらしいあたたかな雰囲気であった。
偶然か、エリイちゃんの楽曲にはおとぎ話をモチーフとしたものがいくつかある。
「不思議の国のアリス」をイメージとした「アリス*コンタクト」、
「人魚姫」をイメージとした「Pearl tears♢°」、
「シンデレラ」をイメージとした「夜明けのシンデレラ」、
「白雪姫」をイメージとした「気まぐれイニシエーション」、
そして、「赤ずきん」をイメージとした最新シングル「Remember me?」である。
また、具体的なイメージはないものの「cakes in the box」や「Flowery Dance」、「星屑のシャンデリア」あたりもどこかおとぎ話のような雰囲気を感じさせる。
これらの楽曲はリリース時期も収録されているアルバムも違えど、セットリストには不思議と統一感があった。
幕間が先ほど書いたオリジナルアニメのみで展開され、ライブ一本を一つのストーリーとして見せることに成功していたように思う。
また、曲ごとに変わる背後のスクリーンの高精細で美麗な映像は圧巻であった。
ステージとスクリーンの横幅がほぼ同じのため、没入感がほかのホールとは全然違うのである。
「Flowery Dance」の、イントロのSEに合わせたガラスが割れる演出は、きっと誰もが一度は脳内に描いた映像だと思うし、無数の星の映像をバックに歌う「星屑のシャンデリア」はただただ美しかった。
山崎エリイ本人の半生を振り返るような構成であった1st、
歌謡曲カバーと自身の持ち歌の重層構造であった2nd、
どちらかというとアルバムリリース公演の側面が強かった3rdと比較して、
4thは世界観が作りこまれたコンセプチュアルなものとなっていた。
エリイちゃん本人が自分なりの表現の仕方を模索しつつ形にしたのが伝わってきたし、それを受けて会場全体もゆったりとした雰囲気で包まれていた素敵な空間であった。
来年以降、エリイちゃんがどんな世界を見せてくれるのか、とても楽しみになった12月21日であった。
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堀江由衣 LIVE TOUR 2019 文学少女倶楽部 埼玉公演 2日目
約5年ぶりの単独ライブ、約7年ぶりのライブツアー、約17年ぶりのバンド編成ライブ。
そんな久しぶりづくしだった堀江由衣4thツアー『文学少女倶楽部』。
ツアー全4公演のうち、大宮ソニックシティ大ホールで行われた2公演に参加してきたので、2日目のイベントページの感想欄に埼玉2公演を踏まえた総合的な感想を書いていくことにする。
まず、本題に入る前に、これを書いている私がどういう立場にあるのかを明かしておきたい。
ほっちゃんこと堀江由衣との出会いはかれこれ15年以上前の2004年までさかのぼる。きっかけはラジオ番組『堀江由衣の天使のたまご』であった。その後、4thアルバム『楽園』よりほっちゃんの曲を聴き始め、2011年のアニメロサマーライブで初めてほっちゃんのライブを見る。そして単独ライブ初参加は2012年の3rdツアー東京公演。2012年の後半にはファンクラブ「黒ネコ同盟」にも入会し、本格的にほっちゃんのライブに足を運ぶようになった。
ここ2~3年の間に私と出会ってくださった方々にとっては、私が堀江由衣ファンであるという事実はもしかすると知られていなかったところなのかもしれないけど、私にとって声優アーティスト楽曲の原体験は紛れもなく堀江由衣である。
ところで、堀江由衣といえば、ミュージカルのように構成された独特のライブが有名である。これらはライブのタイトルそのままに「めぐる冒険」と呼ばれているのだけど、ほっちゃんがアニメのような架空の世界を舞台に冒険を繰り広げるというものである。ストーリー展開に合わせたセットリストが組まれ、我々ファンは「劇団ほりえ」として、座長堀江由衣から求められるままに、時には「やまびこの妖精」を、時には「ライブのお客さん」を、時には「海賊団」を、時には「エコー女学院 or 青クマ学園の生徒」を演じてきたのであった。
また、この演出は、ほっちゃんいわく、「1stツアーでバンドメンバーとうまくやれなかった」ことから、カラオケ音源とバックダンサーだけでどうやって衣装チェンジ等の主役不在の場をもたせ、観客に楽しんでもらうにはどうすればいいのか、というところからスタートしているということであった。(例えばこのインタビューで https://natalie.mu/music/pp/horieyui05 「ギターソロが苦手」みたいな発言があったりする)
こんな背景ゆえに、それなりの期間ほっちゃんのライブに足を運んできた私は余計な心配をしてしまうのである。
バンド編成のライブで、しかもライブタイトルは「めぐる冒険」となっていないことから、これまでのお馴染みの構成から大きく変化することは明らか。今だから正直に言うと、変わってしまったほっちゃんのライブを自分がどこまで楽しめるのか不安があった。
しかし、それはまったくの杞憂であった。
公演開始とともに、木造校舎のそばに佇むほっちゃんの映像が流れ始める。
バンド「文学少女帯」とダンサー「踊っ娘倶楽部」のメンバーを演者として巻き込んだ、映画の予告編風の映像が幕間に流れる構成で、バンド編成のライブでありつつもストーリーを持たせる演出がされていたことに安堵する私。のちのエンドロールで判明するのだけど、この映像の脚本にはやはり諏訪さん(『堀江由衣の天使のたまご』などの構成作家)が関わっていたのであった。
映像で断片的に語られる(予告編風なのでわざと断片的にしており、その間は観客のみなさんで埋めてほしい、とのこと)ストーリーを軸に、春夏秋冬、四季を巡りながらライブは進んでいく。
バンドメンバーの構成はバンマスにギターのエンドウ.さん、ベースに目黒郁也さん、ドラムにSHiNさん、キーボードとマニピュレーターに松本ジュンさん、バイオリンに土屋雄作さん。
バイオリンが入る5人構成のバンドであったのはストリングスが多いほっちゃんには本当に大正解であった。
春パートで披露された『桜』でのバイオリンの演奏は本当に綺麗でかっこよくて、ギターやドラムも生音ならではの力強さとビート感があって、『桜』がここまでバンド映えする曲であったことにはっとさせられた。バイオリンはこの後も『朝顔』や『A Girl In Love』をはじめとして様々な場面での「見せ場」があった。
『A Girl In Love』は個人的にいろいろと語りたい曲。
楽器を持ってマーチングバンド風のダンスをするダンサーさんと、舞台に舞い散る落ち葉、どこか切ない雰囲気のあるメロディとの何もかもがきれいにかみ合って、とても心地よい気分になった。
MCで、キーボードの松本ジュンさんが、サビのコード進行が好きと話してて、バンドメンバーが曲のことを好きでいてくれているのもすごく嬉しかった。
バンドメンバーの演奏といえば『CHILDISH♡LOVE♡WORLD』をまさか生バンドで聴けるとは思ってもいなかった。
ドラムとキーボードが「運動会」になっているとMCで聞いたので、2日目のこの曲ではついついバンドメンバーの演奏を見てしまったのだけど、作曲の竜人くんも多分人間が演奏することは想定してなかったはずだし、実際めっちゃくちゃ忙しそうだった。でも、緻密に組み上げられた打ち込みの音源とは違う、生音ならではのわちゃわちゃした感じがこの曲にはぴったりだったし、この曲はもうぶっ壊れそうなくらいでいいような気がするのである。
思いつくままに書いていくので順番が前後するけども、「劇団ほりえ」である我々に求められるものもやはり今まで通りであった。
まずは昨今のアニメ声優ライブ界隈の事情を察してかなのか「近年まれにみるライブなので、前の人でステージが見えないときがあっても『2時間くらいあるからどっかしらで見えます』、隣の人とちょっとぶつかっちゃったりしても、『まあ近年まれにみるライブだからなー』と大目に見てほしい(要旨)」と「とはいえ前後左右の人には気づかいを(要旨)」と冗談を交えながらMCで話していたほっちゃん。
ライブマナーを巡っての論争は今に始まったばかりではないけども、twitterで負の感情ばかりが大きく拡散され、それに連動するように注意事項や規制事項が増えていくこの風潮に息苦しさを感じていた私なのだけど、思いやりと最低限のマナーをもって楽しみましょう、という内容を角が立たないように伝えてくれたほっちゃんはやっぱりすごいと思ったのだった。
んで、「やまびこ(コール)は隙あらば入れてほしい」「2日目でセットリストがわかっていても初めてのようなリアクションをしてほしい」と、ライブを盛り上げることに協力を求めるほっちゃん。
最近のライブでは「不適切な場所での無関係な大声」みたいな禁止事項が加わることが増えて、なんとなくモヤモヤしていた私だったのだけど、今回ほっちゃんのライブで「コールをどんどん入れろ」と言われて、そのモヤモヤの正体が「その禁止事項が本当に規制したい対象だけでなく、ライブ慣れしていない人たちの『自信が持てないコール』みたいなものまで潰しかねない」からだと明確に言語化できたような気がした。空気が読めないタイミングで大声を出すのは妨害だけど、楽しみたい、盛り上げたいっていう気持ちはそのまま表に出したほうがいいし、コールを知っている人は周りを巻き込む気持ちでどんどん声を出していくのがやっぱり楽しいのだ。
そして『キミイロ』では一曲まるまるフルでダンスをコピーするという課題が。
振りコピは楽しくて私自身好きなのだけど、ここ最近とかくトラブルになりがちな印象を持っていた私は現場によっては控えていたりしたのであった。
でもここはほっちゃん現場、私の周りは全力で振りコピする人たちばかり。『キミイロ』の振り付けは動作が大きいため、隣とぶつからないようにうまいことコンパクトにまとめつつコピーをするのは当然なのだけど、もし間違えてぶつかっちゃったとしても、そこはお互い様。それよりもライブを楽しもうぜ、と。
ルールばかりで縛るのではなく、排他的なお仕着せの一体感ではなくて、楽しみたいっていう単純で根源的な気持ちが生み出す一体感。それぞれの楽しみ方が違っても、楽しみたいっていう気持ちは同じ。
そしてそれをまとめあげる堀江由衣という存在の懐の深さを再認識したのであった。
本編終了後、アンコールでもったいぶるようなMCをつけつつ歌った『For フルーツバスケット』。
本編で四季をめぐり、冬を越えてまた新たな春がやってくる。
私の堀江由衣ファン歴が15年という話を最初に書いたけども、それは裏返すとほっちゃんもずいぶん長いこと活動してきているのであって、この『For フルーツバスケット』のカバーも18年前に発表されたもの。
アニメのテーマソングである以上そのストーリーを踏まえたものであるのは確かなのだけど、今このタイミングで聞くと、これまでの人生でいろいろあったことが思い出されるようで、そしてそれを踏まえてまた前に進まなくちゃいけないんだよ、ってメッセージが感じられて、妙にエモくなってしまったのであった。
まとまらないままにいろいろと書いてしまったけども、振り返ると実に様々な思いが溢れてきたよいライブだったように思う。あの日会場に集まった人たちはそれぞれみんな違う背景を持っている人たちだろうし、1公演だけ来た人、全通する人、デビュー当時からずっと現場で応援している人、人生で初めてほっちゃんのライブを見に来た人、いろいろいたと思う。
それでも、ステージ上のほっちゃん、文学少女帯の皆さん、踊っ娘倶楽部の皆さん、そして客席の「劇団ほりえ」みんながそれぞれに楽しんで笑顔になれたあの空間では、たとえその時だけだったとしてもみんなが一体になれたと思っているし、それは本当に素敵なことなんだと思う。
また、冒頭で書いた通り、今回のライブはほっちゃん本人の意向は強く反映された「めぐる冒険」とは異なる構成となっており、キングレコードの三嶋さんがプロデュースしたものであった。
「第三者がプロデュースしたフルバンドでの堀江由衣ライブ」は、それなりの期間ファンをやってきた私にとっても新鮮なものに思えたし、バンドならではの雰囲気でいろいろな曲が聞けた嬉しさが本当に大きかった。
そして、私がこの変化に少なからず不安を持っていたのと同じように、もしかするとほっちゃんも、この変化をお客さんがどう受け止めるのか不安だったのかもしれないな、と思うのであった。
いつも以上に「劇団ほりえ」への感謝の気持ちをほっちゃんがMCで口にしていた気がするのは、きっと気のせいではなくて、この変化を好意的に受け入れてくれたことへの感謝の気持ちが表れていたのかもしれないな、と思ってしまうのは私の「オタク特有の勘違い」であろうか。
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コミックマーケット97 2日目 セカンドショットブースお渡し会
アクティ部!の制服で、近くで見れたのすごく嬉しかった☺️ぴょんちゃんも楽しそうで良かったぁ
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